工事保険とはの記事一覧
賠償責任保険
第三者へ損害を与えてしまった場合に
補償をするもので、賠償保険と呼ばれます。
『道具を落として通行人にケガをさせた。』
『搬入中に誤って施主の家の壁に穴を開けてしまった。』
『引き渡し後、施工ミスにより水漏れ事故を起こしてしまった。』
など、第三者への弁償をするための保険です。
この保険は
・作業中
・引き渡し後
に保険が分かれています。
一般的に
・作業中⇒請負業者賠償責任保険
・引き渡し後⇒生産物賠償責任保険(PL保険)
などがあります。
工事現場では必須とされることが多い保険です。
たまに聞く恐ろしい話で、
事故を起こしてしまったら、元請け会社の保険を
使わしてもらえると聞いていたが、実際、事故が
発生し、保険使用させてもらえなかった。
150万円近くの損害を自腹で支払った。
なんて話を聞くことがあります。
他者の保険に頼って仕事をしている場合は、
くれぐれも注意してください。
工事の目的物に掛ける保険
工事の目的物といっても、イメージが
はっきりわきませんね。
そこで、工事の目的物の例を挙げてみます。
工務店であれば、建築中の物件自体。
外溝工事業者であれば、取り付ける門扉。
設備業者であれば、取り付け・メンテをする設備を指します。
注意しなくてはならないことに、
これには自分で仕入れた資材だけでなく、支給資材なども含まれます。
たとえば、お施主さんから、取り付けを依頼されたエアコンも
預かった瞬間に、「第三者のもの」ではなく、「自分の管理するもの」
となり、工事の目的物にかける保険をかけなくては、
補償されないことになります。
『工事中に建築中物件が火災で焼けてしまった。』
『現場で資材が盗難にあった。』
『強風で資材が落下し、物件の床が損壊してしまった。』
を心配している人は必須の保険です。
具体的には、
・建設工事保険
・組立保険
などがあります。
