事故の際、責任は元請け・下請け、どちらが持つんですか?
質問:
個人事業主で工事を請け負っています。
久しぶりに住宅リフォームの元請け工事を請け負い、
自分の仕事以外は協力業者へ分離発注しました。
が、最近、施工したふろ場から水漏れ事故が発生しています。
元請けである私と、実際施工を担当した下請け
どちらに弁償責任があるんでしょうか?
答え:
事故の原因となる直接的な作業をしている下請け業者に責任がありますが、
すべての責任を下請け業者が負うものでなく、施工は元請け業者の監督下
のもとで行われており、安全配慮を行うべき立場として、元請け業者にも
一定の責任があります。
工事保険に加入していれば、
元請け業者・下請け業者どちらの保険も使用でき、それぞれの保険会社が
過失割合を元に賠償金額をあん分することも可能です。
話し合いの上、保険使用をすることをお勧めします。
