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時価額賠償について

賠償責任保険上での「時価額」とは、事故が起きた時の対象物の価額
です。
再調達価額※から経過年数に応じて減価償却された「現時点での価値」
のことを指します。
※再調達価額とは被害品を事故時点で再取得するのに必要な金額。
※火災保険や自動車保険などの、賠償以外の保険では、時価額以外に
「新価額・再調達価額」などを選択することが可能です。
実際の市場価格が反映される、情報誌、対象が自動車の場合などは
レッドブック※などから情報を得て算出することもあります。
※中古車の売買を行うために「下取り査定価格や業者間の売買価格
的を絞った」中古車価格のガイドブック。
 
時価額は経過年数により減価していきます。
仮に、3年前に1000万円で購入したものでも、1年で1割づつ減価
していき、現時点では700万円の価値しかないということになります。
 
では、これが10年経過すると0になるかというと、保険上の査定では
そうはなりません。
その物品が問題なく本来の使用用途として使用されているのであれば、
最大で50%まで価値が残るとする判断を下す場合もあります。
 
また修理金額が時価額を超えて高額となる場合は、「全損」扱いとなり、
「時価額」の支払となります。
例えば,被害品の修理費用が100万円で,その被害品の事故時点での
時価額が60万円であった場合,損害額として認められるのは60万円
となります。
 
被害者が被害品を修理して、修理代金100万円を支払ったとしても,
損害として100万円は認められず、被害者が40万円の自己負担をする
ということになってしまうので注意が必要です。
 


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工事保険請負人 大室順一郎
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